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ある日のこと。
エレベーターが開いて、乗り越もうとした人の顔を見て、俺は意味不明な奇声をあげてしまった。 筑紫さんだった。 メインキャスターであり報道の看板である人。 やばい、と思ったが、「あー!あー!あー!」と俺の驚きと奇声は止まらなかった。 所詮、ミーハー半分で入った会社。芸能人を突然に間近で見た動揺は抑え切れなかった。 そんな俺の姿を見て、怒るでもなく、穏やかに苦笑いをして、エレベーターに乗るのを遠慮した。 俺は、箱の中でひとりになり、冷静になった。上司に確実に叱責を受けると思った。冷や汗が出た。 しかし、何事も起こらなかった。 身分証をつけているとはいえ、一瞬のこと。こんなぺーぺーに目を向ける訳がない。 社会人としての最初の失敗を咎められる事がなかった事に安堵をした。 PR |
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