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俺、合点がいかないから革ジャン男のことも説明した。
怪我してるやつがいるはずだ、さがしてやってくれ、きっとテンパって放浪してんだと。 必死な俺を警官が引きずり出してガードレールに刺さったまんまの単車を指差した 「二人乗りの足乗せるステップ、出てないよな。」 挙動不審だってことで翌日署に第一発見者として呼び出し 白目ライダーは病院で時々眼を覚ましては寝る、というのを繰り返してるらしい。 結局事故の状況と、俺の車に傷ひとつ付いていなかったことから俺、開放された。 白目ライダーの母親にお礼が言いたいからと家に招かれた。金持ちそうな家だった。 「あの子、バイク好き過ぎて、家にこんなものまでこしらえて・・・」といい母親はガレージを開けた。 ガレージの中はまるでバイクレースのピットみたいにいろんな工具や スペアタイヤ、コンプレッサー、ほかよくわからんものがいっぱいあった。 「いつもはしっかり安全な服着て出て行くのにねぇ・・・」という母親に微笑んだあと、俺は固まった。 ガレージの天井のH鋼にハンガーで服が掛けてあった。 黒い革ジャンと皮パン、その胸元にはYELLOWCO**とワッペンが貼ってあった。 PR |
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